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第二新卒とは?何年目まで?フリーターも対象?定義と転職成功のポイントを解説!!

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第二新卒とは?何年目まで?フリーターも対象?定義と転職成功のポイントを解説!!

はじめに

「第二新卒って何?」「何年目までが対象なの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。中には、フリーターでも第二新卒と呼べるのか不安に感じている方もいるかもしれません。転職やキャリアを考えるうえで、正しく理解しておくことはとても大切です。この記事では、第二新卒の定義や対象年数、フリーターとの違いについてわかりやすく解説します。今後の進路に悩む方の不安を少しでも軽くできればと思います。

第二新卒とは何か

ここでは、第二新卒とはどのような人材を指すのか、その定義や対象期間について解説します。

また、新卒・既卒・中途との違いも整理しながら、転職市場での立ち位置を明らかにします。若手層の転職を検討している方は、まず自分が「第二新卒」に該当するかどうかを確認することが大切です。

第二新卒の定義と対象期間(何年目までか)

「第二新卒」とは、一般的に学校を卒業後、一度正社員として就職し、1〜3年以内に転職活動を行う人を指します。

これは法的な定義ではなく、企業側が採用活動上の便宜として用いる分類です。厚生労働省や政府機関による明確な定義はありませんが、多くの企業は「卒業後3年以内」を目安に第二新卒と見なしています。

ただし企業によっては、「入社後1年未満でも第二新卒として扱う」「4年目以降でも20代前半であれば対象とする」といった柔軟なケースもあります。こうした背景から、第二新卒は「若年層かつ社会人経験あり」という特性を活かし、ポテンシャル重視の採用枠として評価されています。

 

出典:第二新卒とは?年齢は何歳まで?定義や転職のコツ

第二新卒と新卒・既卒・中途の違いとは

第二新卒の立ち位置を理解するには、新卒・既卒・中途との違いを把握しておくことが大切です。以下に各区分の定義と特徴を整理します。

区分

就業経験

主な特徴

企業の印象

新卒

なし

ポテンシャル採用、研修重視

育成前提での採用

既卒

なし(またはアルバイト経験のみ)

正社員経験なし、年齢差が出やすい

評価が分かれる

第二新卒

あり(1〜3年程度)

若さ+社会人マナーの基本がある

柔軟性や成長力に期待

中途

あり(複数年)

実務経験・即戦力が求められる

即戦力としての貢献を期待

第二新卒は「若手ながら社会人経験がある」という独自のポジションであり、企業によっては研修を行いながら早期育成を図るケースも見られます。即戦力ではなくても、将来性と適応力を重視した採用が行われることが多いのが特徴です。

 

第二新卒が注目される理由

第二新卒が注目される理由

ここでは、なぜ近年「第二新卒」が企業から注目を集めているのか、その背景や、企業が求める人物像・評価基準について解説します。

若手人材の確保が難化している背景

近年、少子高齢化の進行により、企業が新卒層を十分に確保することが難しくなっています。特に大手企業に人気が集中するなか、中堅・中小企業では新卒採用の競争が激化し、優秀な若手人材の確保が困難です。

このような状況下で注目されているのが「第二新卒」です。第二新卒は入社後数年以内に転職を検討する若年層であり、社会人経験を持ちながらも柔軟性や成長意欲が高いとされ、即戦力としての期待が寄せられています。

さらに、若手社員の早期離職率が高まっている現状からも、企業にとって第二新卒は現実的かつ実用的な採用対象となっています。

 

以下のような要因により、若手人材の確保が難しくなっています。

  • 少子化による若年層人口の減少
  • 新卒採用市場における人材獲得競争の激化
  • 若手社員の早期離職率の上昇
  • 大企業志向・都市集中による地方中小企業の採用難
  • 働き方の多様化による転職志向の変化

企業が第二新卒に求める人物像・評価ポイント

企業が第二新卒の採用で重視するのは、職務経験の長さではなく、将来的なポテンシャルや成長意欲です。

主にチェックされるのは、基本的なビジネスマナーの有無、前職の退職理由、そこから何を学び、どう次に活かそうとしているかです。また、環境変化に適応できる柔軟性や、未経験分野でも挑戦しようとする姿勢も評価の対象となります。

企業は、第二新卒に対して「教育のしやすさ」や「組織への順応力」を期待しており、一定の社会経験を持ちながらも新卒に近い柔軟性を併せ持つ存在として、採用メリットを感じているケースが多く見られます。

評価項目

内容の例

ビジネスマナー

あいさつ、報連相、敬語など社会人の基本スキル

退職理由の前向きさ

自己成長、キャリアの見直しなど積極的な転職理由

柔軟性・素直さ

指示への対応力、環境変化への順応度

成長意欲・学習姿勢

未経験業務にも意欲的に取り組む姿勢

志望動機の明確さ

応募企業・職種に対する理解と具体的な理由

第二新卒の転職活動の実態と成功のポイント

ここでは、第二新卒が転職に至る理由や退職の背景、応募から内定までの期間や選考傾向など、転職活動の実情と成功のためのポイントについて解説します。

主な転職理由と退職に至る背景

第二新卒が退職・転職に至る理由は多岐にわたりますが、主に以下のような傾向があります。

  • 業務内容が入社前のイメージと異なっていた
  • 社風や職場の人間関係に馴染めなかった
  • 長時間労働や休日の少なさなど、労働環境に不満があった
  • キャリア形成やスキル習得の機会が乏しかった
  • 他に興味のある職種・業界が見つかった

このような背景から、早期離職に対して後ろめたさを感じる方も少なくありません。しかし、社会人経験が浅いうちに自身に合った働き方を再検討することは、将来的には前向きな選択となり得ます。

企業も「成長意欲」や「ポテンシャル」を重視する傾向にあり、再スタートの理由が前向きであれば柔軟に受け入れる姿勢を示す企業も増えています。自分の退職理由をポジティブに再解釈し、将来像と結びつけて伝えることが転職成功のポイントです。

応募から内定までの期間と選考の傾向

第二新卒の転職活動は、新卒採用に比べて短期間で進むことが多く、1〜2カ月程度で内定を得るケースが一般的です。

その理由として、企業側が即戦力ではなく“成長性”を重視していることが挙げられます。選考では、前職の退職理由よりも「今後どう成長したいか」「何を身に付けたいか」といった前向きなビジョンが問われる傾向にあります。

また、すでに社会人経験がある分、基本的なビジネスマナーや職場対応力が備わっていることも期待されます。短期離職に対する懸念を払拭するには、自己分析と業界・企業研究を十分に行い、「自分がなぜこの企業を選ぶのか」を明確に伝えることが重要です。

選考プロセス

内容の例

所要期間の目安

書類選考

履歴書・職務経歴書の確認

3〜7日程度

一次面接

採用担当または現場社員との面接

約1週間以内

最終面接

役員面接や適性検査など

約1週間以内

内定通知・条件提示

結果の通知および雇用条件の提示

3日〜1週間程度

入社

条件合意後のスケジュール調整

約1カ月前後

 

フリーター・既卒でも第二新卒として扱われる?

フリーター・既卒でも第二新卒として扱われる?

ここでは、フリーターや非正規雇用、既卒者が「第二新卒」として転職市場でどのように扱われるのかを解説します。企業によって定義が異なるため、判断基準や曖昧なケース(グレーゾーン)を理解して、自身のキャリアに合った戦略を立てましょう。

フリーターや非正規雇用からのキャリア形成

正社員経験が短期間であっても、その後にフリーターや契約社員として働いている場合、「第二新卒」として応募可能とする企業は一定数存在します。

第二新卒に明確な法律上の定義はありませんが、多くの企業では「新卒で就職してから3年以内」または「20代前半までの若手人材」といった条件で判断しています

非正規雇用の期間も、下記のような経験があれば評価されることがあります。

非正規経験でも評価されるポイント

  • 接客や販売で培った対人スキル
  • チームでの業務遂行経験
  • 社会人としての基本マナー(報連相・時間管理など)
  • 長期的な勤務による安定性の証明

大切なのは、「なぜ正社員を離れたのか」「どのような目標を持って転職するのか」を言語化し、納得感のある説明ができるかです。ポテンシャルを重視する企業も多いため、自身の成長意欲や今後のビジョンを前向きに伝える姿勢が評価されやすくなります。

企業が第二新卒と見なす基準とグレーゾーン

「第二新卒」とされるかどうかの判断は企業によって異なり、グレーゾーンに該当する経歴の人も少なくありません。たとえば、卒業後すぐに就職せずにフリーターを続けていた人や、数か月間だけ正社員として勤務していた人がこれに当たります。

以下に、代表的なケースとその扱われ方の傾向をまとめます。

経歴タイプ

第二新卒として見なされる可能性

備考

卒業後すぐ就職 → 1年で退職 → 転職活動中

高い

第二新卒の典型的パターン

卒業後アルバイト → 1年後に正社員経験あり

企業による

正社員経験の有無・在職期間によって判断が分かれる

正社員経験なし(卒業後ずっとフリーター)

やや低い〜企業判断

ポテンシャル重視の企業では応募可能な場合もある

このように、同じ経歴でも企業によって判断が異なるため、求人票の記載内容や応募条件を必ず確認しましょう。「第二新卒歓迎」と書かれていても、応募資格に「正社員経験が1年以上ある方」などの制限がある場合もあります。

不明点がある場合は、転職エージェントや採用担当者に直接確認するのが確実です。自身の経歴を整理し、ポジティブにアピールできるよう準備することが、選考通過の鍵となります。

第二新卒が転職を始める前にすべきこと

ここでは、第二新卒が転職活動をスムーズに進めるために、事前に取り組んでおくべき準備について解説します。自己理解を深め、客観的な視点で情報収集を行うことで、希望に合った企業との出会いが期待できます。

自己分析と転職の軸を明確にする方法

第二新卒としての転職を成功させるには、まず自己分析を通じて自分の価値観や得意分野、今後のキャリア観を明確にすることが重要です。具体的には、学生時代や前職での経験を振り返り、以下のような観点を整理することが有効です。

  • やりがいを感じた経験
  • 成果を出した業務とその要因
  • 苦手だった仕事や環境
  • 周囲から評価されたポイント

これらを踏まえ、「どのような職場で活躍できそうか」「働き方の希望は何か」といった視点を持つことで、企業とのミスマッチを防ぎやすくなります。また、転職の軸が定まっていれば、求人選びや面接時の受け答えにも一貫性が生まれ、採用側にも説得力ある印象を与えることができます。

 出典:厚生労働省 キャリア・インサイト

適職診断や求人検索で理想像を明確にする

自己分析を終えたら、具体的な職種や業界を絞り込むために、適職診断や求人検索サイトの活用をおすすめします。適職診断では、自身の性格や思考傾向にマッチした職種が提示され、視野を広げるきっかけにもなります。

また、求人検索では実際の条件や募集背景に触れることで、「理想の働き方」が現実的かどうかを検討する材料が得られます。以下は、希望と現実を比較するための整理例です。

希望条件

理想

実際に多い傾向

妥協の可否

勤務地

東京

一都三県中心

年収

400万円以上

300万~450万円程度

働き方(在宅・出社)

完全在宅希望

ハイブリッドが主流

社風

穏やか・フラット

企業により異なる傾向

×

複数の企業の募集要項や社風を比較することで、自分の「譲れない条件」と「妥協できるポイント」が整理でき、転職活動の方向性が明確になります。こうした準備が、効率的な選考対策や企業選定につながります。

 

第二新卒の選考対策(書類・面接)

第二新卒の選考対策(書類・面接)

ここでは、第二新卒として転職活動を進める際に押さえておきたい、応募書類(履歴書・職務経歴書)と面接のポイントについて解説します。新卒とは異なり、社会人経験を踏まえた実績や志向の整理が求められます。

自己PRと志望動機の作り方

第二新卒として自己PRを作成する際は、学生時代の経験だけでなく、前職で得たスキルや社会人としての基本姿勢も盛り込むことが効果的です。特に、入社後の適応力や成果につながった行動は、短期間であっても評価の対象になります。

自己PRでアピールしやすいポイント例

  • 報連相を徹底し、業務上のミスを削減した
  • 新人ながら業務改善提案を行い、実施された経験
  • 接客・顧客対応で好評価を得た実績
  • 配属後すぐに戦力として業務を任された柔軟性

志望動機においては、「なぜその企業や業界に興味を持ったのか」「その企業で何を実現したいのか」を明確にすることが重要です。加えて、前職での経験や課題を踏まえて、企業選びの基準がどう変わったのかという背景を含めると、説得力が高まります。

抽象的な表現を避け、具体的なエピソードや数値を交えることで、採用担当者に伝わりやすくなります。 

退職理由の前向きな伝え方と面接マナー

第二新卒の面接では、退職理由を問われる場面が多くあります。マイナスな印象を避けるためには、不満や批判に聞こえる表現を避け、前向きな転職理由へと言い換える工夫が必要です。

【退職理由のNG表現と前向きな言い換え例】

NG表現

前向きな言い換え例

人間関係が悪かった

風通しの良い職場でチームワークを学びたいと考えた

労働時間が長かった

働き方を見直し、パフォーマンスを最大限に発揮できる環境を求めた

やりたい仕事ができなかった

自分の強みを活かせる分野により注力したいと感じた

また、面接時は内容だけでなく、基本的なマナーや態度も評価の対象となります。特に第一印象や受け答えの姿勢は、短時間で信頼感を得るための大切な要素です。

面接で気をつけたい基本マナー

  • 服装・髪型・爪など身だしなみを整える
  • 面接時間の10分前には到着する
  • 明るく、はきはきとした声で受け答えする
  • 入退室時は挨拶とお辞儀を丁寧に行う
  • 面接官の目を見て話すよう心がける

これらの基本を徹底することで、誠実な人柄や社会人としてのマナーが伝わりやすくなります。

出典:第二新卒の定義や支援策:厚生労働省「若者雇用促進総合サイト」
 

第二新卒歓迎企業の特徴と求人傾向

ここでは、第二新卒の採用に積極的な企業の特徴や、業種ごとの傾向について解説します。企業側の採用ニーズを理解することで、自身に合った求人を見極めやすくなり、より効果的な転職活動につながります。

どんな企業・業種が第二新卒を積極採用しているか

第二新卒を積極的に採用する企業には、以下のような共通点があります。
まず、若手人材の育成に前向きで、長期的に人材投資を行う姿勢を持つ企業です。特に社会人としての基礎スキルが備わっている第二新卒は、即戦力に近い存在として評価される傾向にあります。

第二新卒歓迎の多い業種の特徴

業種名

採用傾向・特徴

IT業界

経験よりもポテンシャルを重視する企業が多い

人材・営業系

未経験からの育成前提。積極性や対応力を重視

小売・外食

慢性的な人手不足を背景に若手の早期戦力化を期待

製造・メーカー

技術継承のため、若手技術職の採用ニーズが高い

また、新卒採用のみでは人材確保が難しい中小企業や、成長期にあるスタートアップ・ベンチャー企業では、一定のビジネスマナーを備えた第二新卒層が非常に重宝される傾向にあります。
企業が求めるのは「社会人基礎力」と「柔軟性」のバランスであり、適応力成長意欲を伝えることが、選考突破のカギになります。

出典:経済産業省「社会人基礎力に関する調査研究」

通年採用のメリットと狙い目の時期

第二新卒を採用する企業の中には通年採用(定期採用ではなく年間を通じて募集する方式)を取り入れている企業が増えています。これにより、応募者は自身の状況や準備の進捗に応じて柔軟に転職活動を進められるようになります。

【通年採用の特徴とメリット】

観点

内容

応募者側

自分のペースで準備・応募ができ、選択肢が広がる

企業側

欠員補充・計画外の採用に柔軟に対応できる

採用戦略

成長段階の企業は「今すぐに人がほしい」ニーズに対応

一方、求人が増えやすい時期も存在します。以下は、第二新卒の転職活動で狙い目とされる時期と背景です。

第二新卒の転職活動で狙い目の時期

  • 4~6月:新卒入社後の離職者が出るため、補充目的で求人が増加
  • 9~11月:年度末に向けた欠員補充・組織変更に伴う採用が増加
  • 1~3月:新年度準備として早めに採用活動を開始する企業が多い

採用活動のタイミングを把握したうえで動くことで、より希望に近い条件の求人と出会える可能性が高まります。

第二新卒採用に関する企業視点の知識

ここでは、第二新卒を採用する企業の視点や、選考時に重視されるポイント、入社後の定着支援制度などについて解説します。企業の考え方を理解することで、より納得感のある転職活動を進めるヒントになります。

企業が重視する採用ポイントとミスマッチの回避法

企業が第二新卒を採用する際に重視するのは、以下のような点です。

企業が第二新卒採用で重視するポイント

  • 社会人としての基本的なマナーや業務遂行力が身についているか
  • 前職での経験や反省を、次にどう活かそうとしているか
  • 転職理由と志望動機に一貫性と納得感があるか
  • 入社後の成長意欲や継続的な学習姿勢があるか

特に短期離職の理由は慎重に見られます。企業は「再離職」を避けるため、価値観のすり合わせを重視しており、応募者の職務観や企業との相性を丁寧に確認します。

面接時によくある質問と回答の例(好印象/NG例)

質問項目

NGな回答例

好印象を与える回答例

転職理由

人間関係が合わなかった

チームで協力しながら成果を出せる環境を求めた

志望動機

安定性が魅力だった

御社の理念や実績に共感し、課題解決に貢献したい

将来の目標

まだ決まっていない

専門性を磨き、組織に長期的に貢献したい

企業が求める人物像に対して、応募者側も自己分析と情報収集を通じて明確なキャリアビジョンを持つことが、ミスマッチ回避につながります。採用後の満足度を高めるためにも、応募前の準備は大切です。

出典:経済産業省「社会人基礎力に関する調査」

採用後の定着支援や育成体制について

企業は第二新卒を受け入れる際、早期離職を防ぐための育成・定着支援に力を入れています。社会人経験があるとはいえ、まだキャリア初期段階であることを前提に、以下のようなサポートが用意されていることが多くあります。

第二新卒向けの主な定着支援制度

支援制度

目的・効果

フォロー面談

入社初期の不安や悩みを早期に把握・解消

OJT+OFF-JT

実務と座学を組み合わせて効率的にスキルを習得

メンター制度

相談相手を社内に確保し、孤立感を防止

キャリア面談

中長期のキャリア形成を支援し、定着率向上につなげる

このような仕組みを通じて、企業は第二新卒の「自律的成長」と「職場への早期適応」を支援しています。
特に近年は、マネジメント層や先輩社員との関係構築を促すプログラムを整備する企業も増えており、第二新卒にとって安心して働ける環境が広がっています。

出典:厚生労働省「職場定着支援策に関する報告」

 

第二新卒の平均退職時期と退職理由ランキング

ここでは、第二新卒として転職を検討する人が、どのタイミングで退職しているのか、またどのような理由で離職に至っているのかについて解説します。客観的なデータをもとに、転職活動の判断材料として役立つ情報を紹介します。

どのくらいの期間で辞める人が多い?

第二新卒とは、一般的に「新卒で入社後、おおむね1〜3年以内に退職・転職する人」を指します。厚生労働省の調査によれば、大学新卒者の約3人に1人(約30%)が3年以内に離職しており、そのうち特に1年以内での退職者が多いという傾向があります。

なかでも、配属直後の半年〜1年未満での離職が最多で、「業務内容と事前の認識のズレ」や「職場環境・風土への不適応」が要因として挙げられます。離職のピークは以下の時期に集中しています。

第二新卒の退職時期の傾向

  • 4~6月:新卒配属後に理想とのギャップが生じやすい時期
  • 9~12月:繁忙期や人事異動に伴い、業務負荷が高まる傾向

こうした傾向を踏まえ、自分の状況が平均と比べてどうか、キャリア形成の視点から振り返る材料として活用できます。

 

早期離職の理由と転職理由の伝え方のコツ

若手社員の早期離職で多いのは、以下のような理由です。

主な早期離職の理由(厚労省調査より)

  • 仕事内容のミスマッチ
  • 職場の人間関係のストレス
  • 将来性への不安、キャリアパスの不透明さ
  • 労働時間・休日など待遇面への不満

これらを転職理由としてそのまま伝えると、企業側にネガティブな印象を与える可能性があります。そのため、伝え方を工夫して前向きな動機に変換することが大切です。

NG表現と前向きな言い換え例

退職理由(NG表現)

前向きな言い換え例

残業が多くてつらかった

ワークライフバランスを重視し、効率的な働き方を実現したい

上司と合わなかった

多様な価値観の中でも柔軟に信頼関係を築く力を伸ばしたい

仕事が合わなかった

自分の適性を再評価し、より貢献度の高い業務に挑戦したい

企業側が重視しているのは、離職理由の背景そのものよりも「再発リスクがないか」「成長意欲があるか」という点です。
自己分析とポジティブな言い換えを通じて、誠実で前向きな姿勢を示すことが、採用につながる可能性を高めます。

 

第二新卒向けエージェントの選び方と活用法

ここでは、第二新卒の転職活動を円滑に進めるために有効な転職エージェントの選び方と、効果的な活用法について解説します。自分に合ったエージェントを選ぶことで、ミスマッチを防ぎ、効率的な転職を実現しやすくなります。

第二新卒に強い転職エージェントの特徴

第二新卒に特化した転職エージェントは、キャリアが浅い人材を対象とした「ポテンシャル採用」に理解があり、未経験可の求人や育成前提の企業と多くのつながりを持っています。加えて、応募書類の添削や模擬面接など、転職活動の基本的なサポートが充実している点も特徴です。

以下は、第二新卒特化型と一般型のエージェントの違いを示した比較表です。

第二新卒特化型と一般型の比較

特徴

第二新卒特化型

一般型(中途向け)

未経験歓迎求人の多さ

面接・書類対策サポート

キャリア設計のフォロー

年齢・経歴に合う求人の精度

さらに、20代特化型のエージェントは、若年層の転職動向や企業の受け入れ体制に精通しており、求職者の年齢やスキルレベルに応じた提案が可能です。エージェントを選ぶ際は、利用者の口コミや支援実績、対応の丁寧さなどを比較し、自分に合ったサービスを選びましょう。

エージェントを使うメリットと注意点

エージェントを活用する最大のメリットは、非公開求人の紹介や、企業ごとの選考対策キャリア相談といった専門的なサポートを受けられることです。特に第二新卒は、社会人経験が浅いため、プロの視点からアドバイスをもらえることは大きな安心材料になります。

転職エージェントを利用するメリット

  • 非公開求人を紹介してもらえる
  • 応募書類や面接の個別サポートがある
  • 志望業界・企業に応じた選考対策が受けられる
  • 客観的な視点からキャリアの方向性を整理できる
     

一方で、利用時の注意点もあります。すべてのエージェントが第二新卒支援に特化しているわけではなく、経験や対応領域に差があるため、事前確認が必要です。

エージェント利用時の注意点

  • 第二新卒に対応していないサービスもある
  • 担当者によって対応品質や相性にばらつきがある
  • 希望と異なる求人を紹介される可能性がある
  • エージェントの提案に流されすぎず、自分の軸を持つことが大切

また、信頼できる担当者と出会えるかどうかは、転職活動の質に大きく影響します。1社だけに絞らず、複数のエージェントを比較・併用しながら、自分にとって最適な支援を提供してくれる担当者を見極めることがポイントです。

第二新卒に関するよくある質問

第二新卒に関するよくある質問

ここでは、第二新卒の方からよく寄せられる疑問に対し、企業の採用現場や公的な情報をもとにわかりやすく回答します。年齢の目安、早期離職の不利性、未経験職種への挑戦の可否などを正確に解説します。

Q1.第二新卒の定義に年齢制限はある?

A1.ここでは、第二新卒の定義と年齢に関する一般的な考え方について解説します。

第二新卒に明確な年齢制限はありませんが、企業が想定する年齢層は概ね「20代前半〜中盤」が多い傾向です。厚生労働省の定義はないものの、採用現場では以下のような条件が目安とされています。

第二新卒と見なされやすい主な条件

  • 新卒入社後1〜3年以内に離職・転職を経験
  • 正社員としての職歴が1~2年程度
  • 年齢が25歳前後まで
  • 卒業から3年以内(企業独自の定義)
     

一方、職歴が浅く、キャリア形成の初期段階であれば、26〜27歳程度でも第二新卒枠に含まれることがあります。企業によって定義は異なるため、応募前に求人企業または転職エージェントへ確認すると安心です。

Q2.早期離職歴があると不利になる?

A2.ここでは、早期離職歴が採用に与える影響や、伝え方の工夫について解説します。

早期離職が「必ず不利になる」とは限りません。企業は第二新卒を「ビジネスマナーを備え、柔軟に育成できる人材」として前向きに評価するケースも多くあります。大切なのは、退職理由と今後の志向性をどう説明するかです。

NGな説明

前向きな言い換え例(面接用)

「人間関係が合わなかった」

多様な価値観の中で柔軟に働く力を身につけたい

「残業がつらかった」

働き方のバランスを見直し、持続的に成果を出せる環境に挑戦したい

「仕事が合わなかった」

自身の適性を再評価し、より貢献できるフィールドでキャリアを築きたい

早期離職をポジティブに転換する鍵は、「経験から何を学び、次にどう活かすか」の視点です。不安がある場合は、エージェントに面接対策を依頼するのも有効です。

Q3.未経験職種への転職は可能?

A3.ここでは、第二新卒が未経験職種へ転職できる可能性とその背景について解説します。

第二新卒は「社会人としての基礎力があり、柔軟に育成できる人材」として、未経験職種への転職が比較的しやすいタイミングです。ポテンシャル採用を行う企業では、育成前提で募集されている職種も多くあります。

第二新卒におすすめの未経験歓迎職種

  • ITエンジニア(研修制度あり)
  • 営業職(人物重視)
  • 人材コンサルタント
  • 接客・販売・事務(未経験OKの求人も多数)

職種の適性や志望動機を明確にし、「なぜその仕事に挑戦したいか」「どんな強みが活かせるか」を自分の言葉で語ることが成功のポイントです。

Q4.求人に「第二新卒歓迎」とある場合の狙い方

A4.ここでは、「第二新卒歓迎」と記載された求人を読み解く際のポイントと、効果的なアプローチ方法を解説します。

「第二新卒歓迎」は、若手人材の採用に積極的な企業のサインです。ただし、歓迎=未経験歓迎とは限りません。応募の際は以下をチェックしましょう。

「第二新卒歓迎」求人のチェックポイント

  • 経験者向けか、未経験歓迎かを明記しているか
  • 教育・研修体制が整っているか
  • 求人票に業務内容や求める人物像が記載されているか
  • 離職率や社員の口コミなど、企業風土も確認

また、志望動機は「なぜその企業か」に加え、「第二新卒として何を学び、どう貢献できるか」に焦点を当てて伝えることが大切です。判断に迷う場合は、転職エージェントから第三者視点のアドバイスを受けましょう。


出典:厚生労働省「募集・採用における年齢制限禁止について

まとめ

第二新卒とは、新卒入社後1〜3年以内に離職・転職をする20代の若手社会人を指します。

新卒・既卒・中途とは異なり、ビジネスマナーを備えながらも柔軟性や成長意欲がある点が評価され、ポテンシャル採用の対象となることが多いです。企業は若手人材の確保に苦戦する中、第二新卒を即戦力候補として注目しています。

転職理由の伝え方や選考対策の工夫、適職診断や転職エージェントの活用が成功の鍵となります。未経験職種への挑戦も十分可能です。

 

株式会社DYM 人事部長 熊谷直紀

監修者

株式会社DYM 人事部長 熊谷直紀

横浜国立大学理工学部卒。
株式会社DYMに新卒一期生として2011年に入社し、WEBプロモーションなどのデジタルマーケティング領域で業務に従事し、その後新規事業立ち上げを経験。
2015年よりDYMの人事部へ異動し人事領域を統括、毎年多くの就活生や求職者との面接・面談を実施。
内定チャンネルなどの採用関連メディアへの出演や記事監修を通して人事・人材関連の情報を発信中。

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