未経験から事務職・エンジニアに
なるならDYM CAREER

応用情報技術者試験とは?試験内容や合格のコツを解説!

公開日:

最終更新日:

閲覧数

98 views

応用情報技術者試験とは?試験内容や合格のコツを解説!

はじめに

「応用情報技術者試験ってどんな試験?」「応用情報技術者の資格は難しい?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。試験の難易度や内容、勉強方法など、不安や悩みを抱えている方も多いと思います。

この記事では、応用情報技術者試験の概要や試験内容、合格に向けた勉強方法を詳しく解説します。また、資格取得後の年収や必要性についても触れており、これから挑戦しようと考えている方にとって非常に参考になる内容です。

ぜひこの記事を読んで、試験対策をしっかりと整えましょう。

この記事は、以下のような人におすすめです。
・IT業界でキャリアアップを目指している中級技術者
・資格を活用して昇進・転職を考えているエンジニア
・実務経験を積みながらスキルを強化したい人
・IT分野に進んだばかりの人やスキルを深めたい人
・フリーランスエンジニアやコンサルタントを目指す人

応用情報技術者試験とは

ここでは、応用情報技術者試験の概要や、その位置づけについて解説します。IT分野の国家試験の中でも中堅レベルに位置づけられており、業務の実践力や応用的なスキルを評価される試験です。

試験概要とその位置づけ

応用情報技術者試験は、IT業界でのキャリアアップを目指すエンジニアにとって重要な資格試験の一つです。この試験は、基本情報技術者試験をクリアした後に受験できる、より高度な技術力を証明する試験です。

試験内容

説明

試験名

応用情報技術者試験(AP試験)

試験形式

午前試験(選択式)、午後試験(記述式)

試験対象者

IT業界の中級者、基本情報技術者試験合格者

試験範囲

システム開発、ネットワーク、データベース、セキュリティ、プロジェクトマネジメントなど

試験の難易度

中級レベル、合格率は毎年おおよそ20~30%前後

※令和6年度秋期: 28.5%

出典:IPA統計情報

試験は午前と午後の2部構成で、基礎的なIT知識から実践的な問題解決能力までを幅広くカバーしています。合格者には、企業でのIT担当者として求められる専門知識やスキルを証明する資格として高く評価されます。

試験の位置づけとしては、IT業界の中級者向けに位置づけられ、専門的な知識を持つ人材としての証明となります。

試験を通じて身に付けるべき知識とスキル

応用情報技術者試験を通じて学べる知識とスキルは、IT業界の中級者として求められる内容が多く、システム設計、プロジェクトマネジメント、ネットワークやセキュリティ、データベース設計など、実務に直結する技術的な知識が問われます。

午後試験では、記述問題やケーススタディを通じて実際の業務に役立つ問題解決能力が求められます。また、試験準備を通じて、最新のIT技術や業界の動向を把握することも重要です。

試験合格後には、これらの知識とスキルを実務に活かし、企業内でのITリーダーとして活躍できる可能性が高まります。

応用情報技術者試験の内容

応用情報技術者試験の内容

ここでは、応用情報技術者試験の出題範囲や試験形式について解説します。試験は午前・午後の2部構成で、それぞれに異なる特徴があります。

出題傾向や解答形式を正確に理解することで、効率的な学習計画につなげることが可能です。

午前試験の出題範囲と形式

午前試験は選択式の問題で構成され、IT業界の基礎的な知識を問う内容が多く含まれます。出題範囲は、情報技術全般にわたり、システム開発、ネットワーク、データベース、セキュリティ、プロジェクトマネジメントなどの分野が対象です。

問題数は80問程度で、各問題には4つの選択肢が設けられています。合格基準は、午前試験の得点が60%以上であることが求められます。

出題形式としては、単純な知識を問うものから、計算問題や少し応用的な問題まで幅広く出題されるため、十分な準備が必要です。

また、試験はすべてコンピュータ画面を通じて実施され、回答も選択肢から選ぶ形式です。これにより、効率的に問題を解く力も試されます。

  • 出題範囲
    ・システム開発
    ・ネットワーク技術
    ・データベース設計
    ・セキュリティ
    ・プロジェクトマネジメント
    ・IT基礎知識(法務、経済学、労務など)
     
  • 試験形式
    選択式(1問に対して4つの選択肢がある)
    ・計算問題や理論的な知識を問う問題も含まれる
    ・80問程度
     
  • 合格基準
    午前試験得点が60%以上で合格

午後試験の出題範囲と記述式問題の対策

 午後試験は記述式の問題で構成され、より実務に即した内容が問われます。主に、システム設計やプロジェクトマネジメント、ネットワーク構築など、実際の業務をシミュレーションした問題が出題されます。

出題範囲は午前試験と重複していますが、より深い理解と応用力が求められるため、しっかりとした知識が必要です。記述式問題では、問題文をよく読み、実際の業務で活用できる技術や方法論を具体的に説明することが求められます。

対策としては、過去問を解きながら問題のパターンを把握し、実際に手を動かして問題を解くことが重要です。特に時間内に解答するためには、効率的な解答方法を身につける必要があります。

  • 出題範囲
    システム設計
    ・プロジェクトマネジメント
    ・ネットワークの構築
    ・セキュリティ対応
    ・実務での応用力を問う問題
     
  • 記述式問題の対策
    ・問題文を正確に読み取る:業務シミュレーションの問題が多いため、具体的なシナリオに基づいて考える。
    問題を細かく分けて考える:一度にすべてを解こうとせず、部分ごとに解決策を提示する。
    過去問を解く:実際の試験問題を多く解いて、解答の流れを身につける。
     参照応用情報技術者試験過去問 
    ・時間内に解く練習:限られた時間内で解答を完成させるために、模擬試験を活用する。

試験の具体的な時間配分と問題数

応用情報技術者試験は、午前と午後の2部構成で実施され、時間配分をしっかりと把握することが大切です。

午前試験は80問程度の選択式問題で、試験時間は120分(2時間)です。この時間内に全問を解き終えるためには、1問あたりの時間を効率的に使う必要があります。

午後試験は5問の記述式問題が出題され、試験時間は150分(2時間30分)です。午後試験では、問題の内容に応じて、じっくりと時間をかけて回答する必要がありますが、各問題にかける時間を調整し、すべての問題に答えることが求められます。

試験を受ける際は、時間配分を意識し、過去問演習で実際の試験環境に慣れておくことが非常に重要です。

試験内容

問題数

試験時間

1問あたりの時間目安

午前試験

約80問

120分(2時間)

約1.5分

午後試験

5問(記述式)

150分(2時間30分)

約30分

応用情報技術者試験の難易度と合格率

ここでは、応用情報技術者試験の難易度に関する情報として、合格率の推移や必要な勉強時間の目安について解説します。試験対策の計画を立てるうえで、全体像を把握することが大切です。

合格率とその推移

応用情報技術者試験の合格率は、例年20%前後で推移しています。

直近の2025年度春期試験では、受験者数38,663人に対し、合格者数は8,527人で、合格率は22.1%でした。この合格率は、情報処理技術者試験の中では中間レベルの難易度とされ、基本情報技術者試験(レベル2)より難しく、高度試験(レベル4)より易しいと位置づけられています。

年度によって数%の変動はありますが、例年20〜25%の範囲で比較的安定しています。受験者層は、IT系の実務者や学生が中心で、ある程度の専門知識が求められる試験です。

年度

合格率(%)

2021年

23.5

2022年

25.3

2023年

25.0

2024年

26.3

平均

25.0

 

出典:IPA統計情報

必要な勉強時間とスケジュール設定

応用情報技術者試験に合格するためには、約300〜400時間の学習時間が目安とされています。

特に、午前試験の基本的な知識だけでなく、午後試験の実務に即した記述問題への対応力も求められるため、効率的に学習を進めることが重要です。

勉強のスケジュールとしては、まずは試験日から逆算して、月別・週別の学習計画を立て、各分野ごとにバランスよく学習を進めます。学習初期は、基本的な知識を固め、その後は過去問や模擬試験を活用して、実戦的な練習を行いましょう。

  • 初期段階(1〜2ヶ月)
    基本的な知識を習得(システム開発、ネットワーク、セキュリティなど)
    ・午前試験対策を中心に進める。
     
  • 中期段階(3ヶ月目)
    午後試験対策に重点を置き、過去問演習を行う。
     
  • 最終段階(4〜5ヶ月目)
    実戦形式の模擬試験を通じて、時間配分や解答の精度を高める。

学習のポイント

  • 定期的に模擬試験を受けることで、本番の試験形式に慣れる。
  • 復習の時間を確保し、苦手分野を早めに克服する。

試験直前には、時間配分を意識した模擬試験を何度も行い、試験の形式や時間内での解答を体得することが合格へ繋がります。

応用情報技術者試験合格のメリット

ここでは、応用情報技術者試験に合格することで得られるメリットについて解説します。キャリアアップや収入面の優位性に加え、他資格への影響や異業種での活用可能性についても見ていきましょう。

キャリアアップと収入増加のチャンス

応用情報技術者試験の合格は、IT分野での専門知識と実務能力を示す客観的な指標として、多くの企業で高く評価されています。

特に国家資格としての信頼性があるため、昇進や昇格の判断材料となるほか、企業によっては資格手当(月5,000〜20,000円程度)が支給される場合もあります。

また、システム管理や情報セキュリティの知識があることから、上流工程や管理職への登用にもつながりやすく、転職市場でも実務経験と併せて評価される傾向があります。スキル証明の一環として、長期的なキャリア形成に有効な資格といえるでしょう。

キャリアアップ

  • 昇進のチャンスが広がる
  • 高度な専門知識を持つエンジニアとして評価される
  • チームリーダーやプロジェクトマネージャーへのステップアップ
  • 転職時に有利に働く

収入増加の可能性

  • 年収の増加が期待できる(特に管理職やリーダー職に昇進することで)
  • IT業界での需要の高い専門知識を証明できる
  • 資格手当や年功序列にとらわれない給与体系の企業で有利

実務に直結した知識が求められるため、業界内での信頼性が高まり、プロジェクトのリーダーや管理職としてのポジションを目指すことも可能です。

これにより、キャリアパスの選択肢が広がり、将来的な収入増加が期待できます。

IT業界以外でも役立つスキル

応用情報技術者試験では、IT分野の専門知識に加え、マネジメント・経営戦略・法務・セキュリティ分野の知識も出題されます。

これにより、IT業界に限らず、製造・金融・医療・行政などのDX推進においても、実践的な知見を活かせる場面が多く存在します。

たとえば、社内システム導入の担当者や、業務プロセス改善に関わる部署において、技術と業務をつなぐ人材としての活躍が期待されます。

また、ITベンダーやコンサルティングファームとのやり取りにおいても、基礎的なITリテラシーの有無が業務効率に大きく影響するため、あらゆる業界での汎用性が高い資格です。

プロジェクトマネジメント

  • IT以外の業界でもプロジェクト管理に必要なスキル
  • 時間管理、リソース管理、コスト管理のノウハウが活かせる

データベースとセキュリティ知識

  • データ分析、管理が求められる業界(金融、製造、ヘルスケアなど)で役立つ
  • セキュリティ対応やリスク管理は、さまざまな業界で重要なスキル

業務効率化の提案

  • 業務プロセスの自動化やシステム化に役立つ知識
  • ITを活用して業務の効率化やコスト削減を推進できる

これらのスキルは、金融業界や製造業、医療分野など、多岐にわたる業種で応用することが可能です。特に、データ分析やシステム構築のスキルは、経営の意思決定において重要な役割を果たします。

さらに、ITの基礎知識を活用して、業務効率化やコスト削減を進めることができるため、幅広い業界で求められる人材となることができます。

他資格試験の一部免除の可能性

応用情報技術者試験に合格すると、いくつかの他の資格試験において、免除や優遇措置を受けることができる場合があります。

 

参照:試験情報|IPA情報処理推進機構

例えば、ネットワークスペシャリスト試験やデータベーススペシャリスト試験など、より高度なIT資格を目指す際に、応用情報技術者試験合格が前提条件となっている場合があります。

この場合、基礎的な部分がすでにカバーされているため、試験の難易度が下がり、効率的に次の資格を取得することが可能です。

また、資格取得による学習の負担軽減により、短期間でさらなるスキルアップを目指すことができます。

これにより、複数の資格を短期間で取得する道が開け、キャリアアップが一層加速します。

応用情報技術者試験の勉強方法

応用情報技術者試験の勉強方法

ここでは、応用情報技術者試験に合格するための勉強方法について解説します。独学と講座利用の双方から、効率的な学習法と実践的な準備方法を紹介します。

独学で合格するためのステップ

学習計画の立て方

  • 出題範囲を把握し、学習スケジュールを作成する
  • 1ヶ月ごとに学習目標を設定し、進捗を確認
  • 週ごとに進める範囲を決め、定期的に復習時間を設ける

教材の選定

  • 参考書や問題集を選ぶ際は、最新の試験範囲をカバーするものを選ぶ
  • 基本書で基礎を固め、応用力が求められる問題集に取り組む

理解の徹底

  • 理解できない部分があれば、オンラインリソースやフォーラムを活用して調べる
  • 毎日少しずつでも勉強を続け、知識を定着させる

過去問演習

  • 毎週、過去問を1回分解く
  • 間違えた問題や弱点を分析し、次回の学習に活かす

独学で合格を目指す場合、効率的に学習を進めるためには計画的な勉強が重要です。

まずは、試験の出題範囲を把握し、各分野の学習時間を確保します。基本的なテキストを使って、午前試験の基礎知識から始め、次に午後試験の応用力を鍛える問題集に取り組むのが理想的です。

独学で勉強する際は、情報収集をこまめに行い、最新の試験内容や傾向に即した教材を選びましょう。勉強を進める中で、理解が不十分な部分は何度も復習し、概念を深く理解することが重要です。

試験前には過去問を解いて、試験の形式や時間配分に慣れ、実戦力を高めましょう。

予備校やオンライン講座を活用した効率的な学習法

予備校の活用方法

  • 講師による解説で、試験範囲を体系的に理解
  • 実際の問題を解きながら、専門的な知識を深める
  • 質問対応や個別サポートがあり、疑問点を解消しやすい

オンライン講座の活用方法

  • 自宅で学習できるため、時間の自由度が高い
  • 動画講義で繰り返し学習でき、理解を深める
  • 模擬試験や演習問題が豊富で、実戦的な力をつける

選び方のポイント

  • 自分の学習スタイルに合った講座を選ぶ
  • 通学型とオンライン型、どちらが自分に合っているかを考慮する
  • 講座内容のレビューや過去の受講者の評価を参考にする

予備校やオンライン講座を利用することで、効率的に試験勉強を進めることができます。

予備校は、専門の講師が試験の傾向や出題範囲に基づいて、体系的にカリキュラムを提供するため、初心者にもわかりやすく学習を進めることができます。

また、オンライン講座では、自宅で好きな時間に学習できるため、ライフスタイルに合わせた学習が可能です。特に、オンライン講座のメリットは、動画で繰り返し確認できる点や、質問対応があることです。

予備校やオンライン講座を利用する際は、自分のペースに合わせたコース選びが重要だと言えるでしょう。

過去問活用法と模擬試験の重要性

活用方法

内容

ポイント

過去問の活用

過去の試験問題を解くことで出題傾向を把握

出題のパターンを理解し、試験の形式に慣れる

問題の解説を読む

解答後、解説をじっくり読む

間違えた問題や理解できていない部分を徹底的に学ぶ

模擬試験の活用

本番を想定して模擬試験を実施

時間内に解き終える練習を行い、実際の試験環境に慣れる

弱点克服のための反復

間違えた部分を集中的に復習し、弱点を克服する

特に間違えやすい部分や苦手分野は繰り返し解き直す

応用情報技術者試験に合格するためには、過去問と模擬試験をうまく活用することが非常に重要です。

過去問は試験の傾向や出題パターンを理解するための最良の資料です。過去問を解くことで、実際の試験形式や問題の難易度、時間配分などを体験でき、試験本番での自信にも繋がります。

模擬試験は、実際の試験環境をシミュレーションできるため、時間内で解答する練習になります。模擬試験を繰り返すことで、弱点を洗い出し、重点的に復習することが可能です。

過去問と模擬試験の活用は、実践的な力を養うために欠かせないステップとなります。

応用情報技術者試験の試験内容詳細

ここでは、応用情報技術者試験で問われる3つの出題分野(テクノロジ系・マネジメント系・ストラテジ系)について解説します。各分野の特徴を理解し、効果的に学習を進めるためのポイントを押さえましょう。

テクノロジ系の出題範囲と勉強法

出題テーマ一例

  • システム開発
    ・ソフトウェア開発の基本的な知識(アルゴリズム、プログラミング)
    ・開発手法(ウォーターフォール、アジャイルなど)
     
  • ネットワーク
    ・ネットワークの基本概念(OSI参照モデル、TCP/IP)
    ・ネットワーク設計、構築の技術
     
  • セキュリティ
    ・暗号化技術や認証方式
    ・脅威分析やセキュリティポリシーの策定
     
  • データベース
    正規化、SQL、データベース設計
    ・パフォーマンスチューニングとバックアップ手法
     

 テクノロジ系の問題は、IT技術に関する基本的な知識や実務に基づいた内容が多く出題されます。主にシステム開発、ネットワーク、セキュリティ、データベース技術などが中心です。

これらの分野は基礎から応用に至るまで広範囲にわたるため、効率的な勉強が求められます。

まずは基本書や参考書で基礎を固め、その後、過去問や問題集で実際の問題に触れながら、出題傾向をつかむことが重要です。

特にネットワークやセキュリティに関しては、実務でよく使う技術や用語を理解し、過去問題を繰り返し解くことで知識を定着させましょう。

学習の際には、各分野における重要な概念をしっかり押さえ、実務にどう活かせるかを考えながら学習することが大切です。

マネジメント系・ストラテジ系の重要ポイント

マネジメント系

  • プロジェクトマネジメント(WBS、ガントチャート、リスク管理)
  • 品質管理(QC手法、品質改善のための手法)
  • 人的資源管理(チームビルディング、リーダーシップ)

ストラテジ系

  • ビジネス戦略(ポーターの競争戦略、SWOT分析)
  • IT戦略(ITガバナンス、デジタルトランスフォーメーション)
  • 経営戦略の立案(コスト削減、収益モデルの改善)


マネジメント系とストラテジ系は、テクノロジ系とは異なり、主にプロジェクトの管理や戦略に関する知識が問われます。

マネジメント系では、プロジェクトマネジメントの基本的な知識や技術、品質管理、リスク管理のスキルが求められます。

ストラテジ系では、企業戦略やIT戦略、マーケティング、ビジネス戦略に関する理解が必要です。

これらの分野では、理論的な知識と実際の業務にどのように適用するかの理解が問われます。学習方法としては、実際のケーススタディや事例を用いた学習が効果的です。

例えば、過去問を用いてどのように問題解決を図るかを考えると、実務にも活かせる知識を得ることができます。

また、ビジネス用語や管理手法に関する基本的な理解を深めることが重要です。

出題範囲の重点を絞る方法

応用情報技術者試験は非常に広範囲な内容をカバーしており、全範囲を完璧にこなすのは難しいため、効果的に重点を絞った学習が求められます。

まずは過去問を解き、出題されやすい分野を特定することが重要です。過去問から頻出分野や出題傾向を把握し、その分野を重点的に学習しましょう。

出題分野

優先度

学習のポイント

テクノロジ系

よく出題される分野(ネットワーク、セキュリティ)に重点を置く

マネジメント系

プロジェクトマネジメントとリスク管理を中心に学習

ストラテジ系

ビジネス戦略の基本理論に重点を置き、実務との関連を学ぶ

過去問

出題傾向を理解し、実践的な問題解決能力を高める

参照:過去問題|IPA情報処理推進機構

特に、テクノロジ系のネットワーク、データベース、セキュリティなどは出題頻度が高いので、これらに時間をかけて学習を進めると良いでしょう。

マネジメント系やストラテジ系では、基本的な理論やフレームワークを押さえた上で、実務に関連する事例を学ぶと効果的です。

試験本番では時間配分を意識し、解ける問題から先に解くことで、限られた時間内で最適な解答を導くことができます。

応用情報技術者試験の必要性と意義

ここでは、応用情報技術者試験の受験がなぜ重要なのか、その背景や業界での意義について解説します。IT人材としての信頼性向上やキャリア形成にどうつながるのかを確認しましょう。

なぜ応用情報技術者試験を受けるべきか

応用情報技術者試験は、IT業界での専門知識や実務能力を証明するための重要な資格です。この試験を受けることにはいくつかのメリットがあります。

  • キャリアアップの証明
    ・IT業界での信頼性を高める
    ・昇進や転職時に有利になる
    ・専門的な知識を証明できる
     
  • 実務に役立つ知識の習得
    ・システム開発、ネットワーク、セキュリティ、データベースなど、実務に直結する知識を学べる
    ・最新の技術や業界のトレンドに対応できる
     
  • 市場価値の向上
    ・資格取得が自己成長に繋がる
    ・IT業界の競争力を高める
    ・求職市場で有利になる

まず、試験に合格することで、IT業界での信頼性が高まります。企業は、技術者が実務に必要な知識を持っていることを示す資格を評価する傾向があり、応用情報技術者試験はその証拠となります。

さらに、資格を持っていることで、転職や昇進の際に有利になることが多いです。

また、ITの専門知識を体系的に学ぶことができ、技術者としてのキャリアアップのために必要なスキルを身につけることができます。

このように、応用情報技術者試験は、キャリアのスタート地点としても、スキルアップの手段としても有効です。

今後のIT業界における需要と重要性

急速に進化する業界

  • クラウドコンピューティングの普及
  • AI(人工知能)や機械学習の拡大
  • IoT(モノのインターネット)技術の進化

求められる技術者像

  • セキュリティ専門家(サイバーセキュリティ)
  • データ分析スキル(ビッグデータの活用)
  • ネットワーク・クラウド関連技術者

IT資格の重要性

  • 業界における資格の価値の増加
  • 応用情報技術者試験はこれらの技術に対応できる人材の証明


IT業界は現在、急速に進化しており、今後もさらなる成長が見込まれています。その中で、技術者の需要は高まる一方で、最新の技術や知識を持ったエンジニアの確保が企業にとって重要な課題となっています。

応用情報技術者試験を受けることは、こうした変化に対応するための一歩であり、業界の最新の技術トレンドに対応できる能力を証明する手段です。

特に、クラウドコンピューティング、AI、セキュリティ、データ分析などの分野での知識は、今後ますます需要が高まると予想されています。

応用情報技術者試験を受けることで、これらの重要な技術領域に対する理解を深め、業界での競争力を高めることができます。

資格取得は、企業から求められるスキルを証明するだけでなく、自身のキャリアを支える強力な武器となるのです。

応用情報技術者試験の合格者のキャリアパス

応用情報技術者試験の合格者のキャリアパス

ここでは、応用情報技術者試験に合格した人がどのようなキャリアパスを歩めるのかについて解説します。実際のキャリアアップ事例や転職における評価など、将来設計の参考となる情報を紹介します。

応用情報技術者試験合格後のキャリアアップ事例

応用情報技術者試験に合格すると、IT業界内でのキャリアパスが広がります。

 

システムエンジニアからプロジェクトマネージャーへの昇進

  • 資格を活かしてプロジェクト管理やリーダーシップに挑戦
  • より高い責任を担うポジションへの昇進
     

ITコンサルタントへの転職

  • 応用情報技術者試験で得た知識を活用し、コンサルティング業務に従事
  • 高度な技術知識を企業に提供し、企業戦略に貢献
     

セキュリティ専門家へのキャリアシフト

  • セキュリティ分野でのスキルを強化し、セキュリティエンジニアやコンサルタントに転職
  • 増加するサイバー攻撃への対応として需要が高まる
     

フリーランスエンジニアとして独立

  • 資格取得後にフリーランスとしてシステム開発やコンサルティングを提供
  • 自由な働き方で仕事を選びつつ、収入の向上を目指す

例えば、システムエンジニアからプロジェクトマネージャーに昇進する事例がよくあります。合格者は、専門的な知識と実務経験を基に、より高度な技術者やリーダー職を目指すことができます。

多くの企業では、応用情報技術者試験の資格を持つことで、プロジェクトのリーダーやマネジメント職へのステップアップが期待されます。

また、企業によっては、資格取得を後押しするためのキャリアパスが用意されており、合格者に対して更なる教育機会やリーダーシップのトレーニングが提供されます。

さらに、ITコンサルタントやセキュリティ専門家など、他の分野への転職を果たした事例も増えており、試験合格はキャリアの幅を広げるための一つの重要なステップとなります。

年収アップの可能性と業界別の転職チャンス

応用情報技術者試験に合格することで、年収の増加が期待できます。資格を持つことで、企業内での評価が高まり、特に管理職や専門職への昇進が可能となります。

業界

年収の目安(応用情報技術者試験合格者)

転職チャンス

ITコンサルティング

約600万円〜700万円

高い需要があり、資格保持者は優遇される

セキュリティ業界

約550万円〜650万円

サイバーセキュリティ専門家の需要増加

金融業界

約650万円〜750万円

金融システムの開発やセキュリティ管理が重要

製造業(IT部門)

約500万円〜600万円

IoTや製造業向けシステム開発の需要が増加

クラウド関連業務

約700万円〜800万円

クラウド技術の専門家に対する需要が高い

システムエンジニアの年収は、資格取得後におおよそ10%程度の増加が見込まれる場合があります。

ITコンサルティングやクラウド関連業務、セキュリティ業界では、応用情報技術者試験の資格が求められることが多く、これらの分野では給与水準が高くなる傾向があります。

特に金融業界や製造業など、IT技術を駆使した業務が増えている業界では、資格保持者に対する需要が高く、転職の際に有利に働きます。。

応用情報技術者試験の難易度に対する効果的な対策法

ここでは、応用情報技術者試験の難易度がどのような点で高いとされるのかを明らかにし、効率よく合格を目指すための勉強法について解説します。正しい対策をとることで、合格の可能性を着実に高めることができます。

難易度に関する本当の難しさとその原因

応用情報技術者試験は、基礎的な知識から高度な技術に関する内容まで、幅広い出題範囲があります。

そのため、多くの受験者が難しさを感じるポイントは、学習範囲の広さにあります。

出題範囲の広さ

  • テクノロジ系(システム開発、ネットワーク、セキュリティ、データベース)
  • マネジメント系、ストラテジ系(プロジェクト管理、ビジネス戦略、IT戦略)
     

実務に即した応用力が求められる午後試験

  • 理論だけでなく、実際の業務に近い問題解決能力が必要
  • 記述式問題で自分の考えを表現する力が試される
     

高い合格率と競争率

  • 受験者数が多く、合格者数が限られているため競争が激化
  • 合格率が低いため、しっかりとした準備が求められる

特に、テクノロジ系やマネジメント系、ストラテジ系といった異なる分野に関する知識を同時に身につける必要があるため、全体的な学習の負担が大きくなることが原因です。

また、午後試験の記述式問題では、単に知識を問うだけでなく、実務に役立つ問題解決能力を示す必要があります。

このような実践的な内容に対する準備が不十分だと、難易度が高く感じられるでしょう。そのため、単純な暗記ではなく、理解と応用力を養うことが重要だと言えるでしょう。

 

効率的に合格するための具体的な勉強法

応用情報技術者試験に合格するためには、計画的で効率的な勉強が不可欠です。

以下の方法を実践することで、短期間で効果的に学習することができます。

        勉強法

              内容

        ポイント

出題範囲の優先順位を決める

過去問や模擬試験を通して頻出分野を特定し、重点的に学習

効率的に試験の範囲を網羅できるようにする

基本書と問題集の併用

基本書で知識を固め、問題集で実践力を養う

知識を理解し、実際の試験形式に慣れる

午後試験の対策強化

記述式問題の練習を繰り返し、実務に即した解答を練習

実際の業務に役立つ技術と解答力を身につける

タイムマネジメント

過去問を解く際に時間制限を設け、試験時間内に解けるよう練習

時間配分を意識して効率よく解答する能力を高める

これらを組み合わせて効率的に学習を進めることで、試験に合格するための実力を身につけることができます。

応用情報技術者試験に関連する資格

ここでは、応用情報技術者試験と関連性の深い資格について解説します。基本情報技術者試験との違いや、上位資格へのステップアップ、他のIT系資格との位置づけを理解することで、今後の学習やキャリア形成の参考になります。

基本情報技術者試験との違い

基本情報技術者試験(FE)は、IT業界での初歩的な知識を問う試験です。

これに対して、応用情報技術者試験(AP)は、より高度な技術や知識を必要とし、実務経験や問題解決能力が求められます。

基本情報技術者試験と応用情報技術者試験の違いを以下の表で比較することができます。

項目

基本情報技術者試験

応用情報技術者試験

試験範囲

IT基礎知識(システム開発、ネットワーク、セキュリティ)

テクノロジ系、マネジメント系、ストラテジ系

試験形式

午前:選択式、午後:記述式

午前:選択式、午後:記述式

難易度

初級(IT初心者向け)

中級(応用力が求められる)

試験時間

午前:1時間、午後:2時間

午前:1.5時間、午後:2時間30分

資格レベル

初歩的な技術者向け

中級技術者向け

参照:IPA試験区分一覧

高度情報処理技術者試験へのステップアップ

応用情報技術者試験に合格した後、さらなるキャリアアップを目指す場合、高度情報処理技術者試験への挑戦が次のステップとなります。

高度情報処理技術者試験にはいくつかの種類があり、試験内容がより専門的かつ実務的です。主な違いは以下のとおりです。

試験の専門性

  • 応用情報技術者試験は、一般的なIT技術者向けの資格であるのに対し、高度情報処理技術者試験は、専門的な分野に特化した試験です(例: ネットワークスペシャリスト、セキュリティスペシャリスト)。

試験の難易度

  • 高度情報処理技術者試験は、応用情報技術者試験よりも難易度が高く、より深い専門知識が求められます。

試験内容の違い

  • 高度情報処理技術者試験は、特定分野の深い技術知識を問う内容が多く、専門的な試験範囲(例: サーバ構築、ネットワーク設計、セキュリティ管理)が出題されます。

ステップアップ後のキャリアパス

  • 高度情報処理技術者試験に合格すると、企業での高い評価を受けやすく、より専門的なポジションに進むことができます。

これらを押さえることで、応用情報技術者試験合格後の次のステップとして、高度情報処理技術者試験に向けた道筋を描けます。

他のIT資格との位置づけと活用

IT業界には数多くの資格が存在しており、応用情報技術者試験はその中でも重要な位置を占めています。以下に、代表的なIT資格との比較を示します。

 

資格名

位置づけ

主な内容

活用方法

基本情報技術者試験

初級資格

IT基礎知識(システム開発、ネットワーク)

IT業界の入り口として有用

応用情報技術者試験

中級資格

システム開発、ネットワーク、セキュリティ、マネジメント

技術者としての中級スキルを証明

高度情報処理技術者試験

上級資格

セキュリティ、ネットワーク、システム運用などの専門技術

高度な技術力を証明し、管理職や専門職への道を開く

ITIL資格

サービス管理資格

ITサービスの運用管理、改善

サービス管理や運用を強化

Cisco Certified Network Associate (CCNA)

ネットワーク資格

ネットワーク技術

ネットワーク設計や運用の専門家として活躍

これらの資格は、応用情報技術者試験を基盤にして、さらに専門的な技術力や実務能力を証明するために活用されます。資格を組み合わせることで、より広範なキャリアパスを開くことが可能になります。

 

応用情報技術者試験に関するよくある質問(FAQ)

応用情報技術者試験に関するよくある質問

ここでは、応用情報技術者試験に関して多くの受験者が抱く疑問について解説します。合格点や受験資格、再試験や結果発表の時期、学習時のモチベーション維持のコツなどをわかりやすく紹介します。

応用情報技術者試験の合格点は何点?

応用情報技術者試験の合格点は、試験ごとに設定されますが、通常、以下の基準を満たす必要があります。

午前試験の合格基準

  • 合格点: 60点以上
  • 試験形式: 選択式、80問(選択肢4択)
  • 重要な点: 基本的なIT知識を問う
     

午後試験の合格基準

  • 合格点: 60点以上
  • 試験形式: 記述式、5問
  • 重要な点: 実務に即した問題解決能力が試される
     

合格基準の変動

  • 注意: 毎回の試験で合格ラインが多少変動することがあるため、公式発表を必ず確認


応用情報技術者試験の合格点は、毎回の試験によって異なることがありますが、通常は午前試験が60点以上、午後試験が60点以上で合格となります。

試験は、午前と午後の2部構成で、午前は選択式問題、午後は記述式問題となっており、両方のセクションで一定以上の得点を取ることが必要です。

なお、合格ラインは必ずしも固定ではなく、受験者の全体的な成績によって多少の変動があります。

試験の難易度や受験者の成績によって、合格基準は柔軟に設定されることがあるため、常に公式サイトや受験案内を確認することが重要です。

また、試験は定期的に行われるため、最新の情報を把握することが大切です。

試験を受けるための前提条件や資格は?

応用情報技術者試験を受験するには、特に前提条件や資格は必要ありませんが、基本情報技術者試験に合格していることが推奨されます。

応用情報技術者試験を受験するための資格や条件について、以下のポイントを確認しましょう。

必須資格

  • 基本情報技術者試験合格者(推奨、必須ではない)
  • 実務経験 基本的に必要なし、しかし実務経験がある場合は直接受験が可能
     

学歴・年齢制限

  • 学歴や年齢に制限はなし。誰でも受験可能
  • 応用情報技術者試験は、技術者としての知識やスキルを証明する資格

基本情報技術者試験は、ITに関する基礎的な知識を問う試験で、応用情報技術者試験の前提となる基本的な理解を深めることができます。

とはいえ、基本情報技術者試験の合格は必須ではなく、実務経験がある場合などは直接受験することも可能です。

受験者の中には、独学での勉強を進める人も多く、資格や実務経験に関わらず、試験の勉強を始めた段階から受験を目指すことができます。

試験を受けるための条件として、特に年齢制限や学歴制限はなく、幅広い層の方が受験しています。

試験の結果発表はいつか?

応用情報技術者試験の結果は、試験の実施後に公式に発表されます。

試験内容

発表日

確認方法

午前試験結果

試験実施後1ヶ月以内

公式ウェブサイトで確認

午後試験結果

試験実施後1ヶ月以内

公式ウェブサイトで確認

合格証書

試験実施後約2ヶ月以内

郵送またはオンライン配信


応用情報技術者試験の結果は、試験の実施から約1ヶ月後に発表されます。

試験が終了した後、試験結果はインターネット上で確認できるシステムが提供されており、個人の受験番号で結果を確認することができます。

合格発表は公式サイトや指定されたWebポータルで行われますので、受験者はその情報を定期的にチェックして、結果発表日に確認することが大切です。

合格者には、証書が送付されるほか、資格証明書も発行され、IT業界でのキャリアに役立てることができます。

試験を受けた後の再試験について

応用情報技術者試験に不合格の場合、再試験は次回の試験で再挑戦することができます。以下のポイントを整理しました。

  • 再試験の実施
    ・応用情報技術者試験は、毎年2回(春期・秋期)実施
    ・不合格の場合、次回試験で再挑戦可能

 

  • 再試験に向けた準備
    ・過去問復習: 前回試験で間違えた問題や理解が不十分だった部分を重点的に復習
    再試験日程: 次回試験のスケジュールを事前に確認


応用情報技術者試験は、残念ながら不合格の場合、再試験を受けることができますが、再試験は次回の試験日に再度申し込む形になります。

試験が年に2回(春期と秋期)実施されるため、次回の試験に向けて再挑戦することが可能です。

不合格の場合は、試験の結果を受けて、どの部分が足りなかったのかをしっかりと分析し、次回に向けて重点的に学習を進めることが重要です。

再試験を受ける際には、前回の試験結果を参考にして、特に難しかった部分や時間配分に注意を払いながら勉強を進めることが推奨されます。

 

応用情報技術者試験に向けてのモチベーション維持法

応用情報技術者試験は学習範囲が広く、勉強を進めるうちにモチベーションが低下することもあります。

試験勉強を続ける中でモチベーションが低下しないよう、以下の方法を実践することが役立ちます。

  • 目標を小分けに設定する
    長期的な目標(試験合格)を小さな目標(週ごとの学習内容)に分け、達成感を得ることが大切です。
     
  • 学習仲間を作る
    一緒に勉強する仲間を見つけ、進捗を共有することで、互いに励まし合いながら学習を進めることができます。
     
  • ポモドーロ・テクニックを活用する
    25分間の集中学習と5分間の休憩を繰り返す方法を使い、集中力を保ちながら効率よく学習できます。
     
  • 報酬を設定する
    勉強を一定時間行った後に自分に小さなご褒美を与えることで、学習のモチベーションを維持します。

これらの方法を実践することで、モチベーションを保ちながら学習を続け、試験合格に向けて着実に進むことができます。

 

まとめ

応用情報技術者試験は、IT業界で中級技術者としての知識とスキルを証明する重要な資格試験です。試験は午前と午後に分かれ、基礎的なIT知識から実務に即した問題解決能力まで幅広い範囲をカバーします。

特に午後試験では、システム設計やプロジェクトマネジメントなどの実務的な知識が求められ、記述式問題で実際の業務に役立つ問題解決能力を示すことが求められます。

試験合格には約300〜400時間の勉強が目安で、効率的な学習には過去問の活用や模擬試験を繰り返すことが重要です。勉強方法としては、基礎を固めた後、実践的な問題演習を通じて理解を深め、時間配分を意識した練習を行いましょう。

また、資格取得後には、キャリアアップや年収増加が期待できるほか、IT業界以外の分野でも役立つスキルを習得できる点も大きな魅力です。

応用情報技術者試験は、IT業界での競争力を高めるための第一歩として、また高度な技術資格へのステップアップの足掛かりとして非常に有意義な資格です。試験の合格を目指して、計画的かつ効率的に学習を進めていきましょう。

 

株式会社DYM 人事部長 熊谷直紀

監修者

株式会社DYM 人事部長 熊谷直紀

横浜国立大学理工学部卒。
株式会社DYMに新卒一期生として2011年に入社し、WEBプロモーションなどのデジタルマーケティング領域で業務に従事し、その後新規事業立ち上げを経験。
2015年よりDYMの人事部へ異動し人事領域を統括、毎年多くの就活生や求職者との面接・面談を実施。
内定チャンネルなどの採用関連メディアへの出演や記事監修を通して人事・人材関連の情報を発信中。

コラム一覧に戻る
ご質問等、お気軽にお問い合わせください! ご質問等、お気軽にお問い合わせください! 未経験事務に面談予約する 未経験エンジニアに面談予約する