Packet Tracerとは?ダウンロードから設定・操作方法まで徹底解説

公開日:

最終更新日:

閲覧数

18 views

Packet Tracerとは?ダウンロードから設定・操作方法まで徹底解説

はじめに

「ネットワークの仕組みを、実際に手を動かしながら学びたい」「実機がなくても、ルータやスイッチの設定を練習できないだろうか」——ネットワークの学習を始めるとき、多くの方が同じ壁に突き当たります。
Cisco Packet Tracerは、PC上でルータやスイッチなどのネットワーク機器を仮想的に配置し、実機に近い操作で設定を練習できるシミュレーターです。シスコシステムズがCisco Networking Academyを通じて無償で提供しており、個人の学習から教育現場の実習まで幅広く使われています。
本記事では、Packet Tracerの入手方法と動作環境、基本操作、ルータ・スイッチの設定手順、演習の進め方までを順に解説します。あわせて、公式が示す「できること」と「できないこと」の線引きや、IPAの統計をもとにしたネットワーク資格の現状も紹介します。

Packet Tracerとは|シスコが提供する無償のネットワークシミュレーター

まず、Packet Tracerがどのようなツールで、何を学べるのかを確認します。公式が示す位置づけを押さえておくと、学習計画を立てやすくなります。

Packet Tracerの位置づけ

Packet Tracerとは、CCNAレベルの複雑さのネットワークを設計・設定・トラブルシューティングするために用意された、シミュレーションベースの学習環境です。これはシスコの公式チュートリアルに記載されている定義で、原文では「a medium fidelity, network-capable, simulation-based learning environment for networking novices」と表現されています。

ドラッグ&ドロップで機器を配置し、ケーブルで接続し、CLI(Command Line Interface:コマンドラインインターフェース)から設定を行うという流れは、実機の作業手順とほぼ同じです。作成した構成はファイルとして保存できるため、教材の配布や課題の提出にも使われています。

 

Packet Tracerでできること

公式チュートリアルが挙げている対応プロトコルは、次のとおり広い範囲に及びます。

 

  • 物理・データリンク層:Ethernet、802.11無線、PPPoE、VLAN、STP、トランキング
  • ネットワーク層:IPv4、IPv6、OSPF、EIGRP、BGP
  • アプリケーション層:HTTP、DHCP、DNS、SSH
  • その他:IPsec、ファイアウォール、Frame Relay、PPP、QoS

 

Simulationモードを使うと、パケットが機器の間をどう流れるかを1ステップずつ確認できます。公式チュートリアルは「時間を止めて、PDU(プロトコルデータユニット)の流れを直接操作できる」と説明しています。各層で何が付加されているかを開いて見られるため、OSI参照モデルの理解を確かめるのに向いています。

また、ワークスペースは論理構成だけを扱う「Logical」と、建物や配線スペースへの機器の配置まで扱う「Physical」の2種類があります。複数のPacket Tracerを接続して共同作業するMultiuser機能もあり、既定ではTCPポート38000を使います。ただし無線はMultiuserに対応していません。

 

Packet Tracerでできないこと

学習を始める前に、公式が示している制約も押さえておきましょう。シスコの公式FAQは、実機の代替になるかという問いに対して「No. Packet Tracer is a tool to supplement the CCNA curriculum.(CCNAカリキュラムを補完するツールである)」と明記しています。

具体的な制約は次のとおりです。

 

  • 実際のCisco IOSではなく、実IOSイメージを参照して作られた簡略化モデルが動作している
  • 実機が備える機能のうち、対応しているのは一部にとどまる
  • ポートへのセカンダリIPアドレスの設定、Frame Relay以外のシリアル接続でのサブインターフェースなどは非対応
  • Simulationモードの「Back」操作は、内部の時刻を巻き戻すものではない

 

公式FAQは「結果は常に実機で得られたものと比較すべき」と述べており、Packet Tracerだけで実機の挙動をすべて確認できるわけではありません。学習の入口として使い、可能であれば実機や検証環境での確認を組み合わせるのが安全な進め方です。

 

 

ネットワークを学ぶ意義を示す公的データ

総務省の「令和7年通信利用動向調査」(2026年5月29日公表)によると、調査対象となった企業のうち光回線を利用している企業は90.5%、クラウドサービスを利用している企業は83.5%に達しています。社内システムが社外のサービスと常時つながる構成が一般的になり、ネットワークを設計・維持する技術の重要性は高まっています。

人材面の状況も公的な調査で示されています。IPAの「DX動向2026」(2026年7月30日公表)では、DX推進人材の「量」が不足していると回答した企業が85.5%、「質」が不足していると回答した企業が88.8%でした。

 

 

Packet Tracerのダウンロードとインストール

Packet Tracerのダウンロードとインストール

入手から起動までの手順を確認します。2026年時点では、窓口がCisco Networking Academyに一本化されている点が以前との違いです。

動作環境を確認する

公式チュートリアルが示すシステム要件は次のとおりです。

 

項目

要件

OS

Windows 10(64bit)、Windows 11(64bit)、Ubuntu 22.04 LTS(64bit)、macOS 12以降

メモリ

空きメモリ4GB

ディスク

空き容量1.4GB

画面解像度

1920×1080

その他

最新のビデオドライバとOSアップデート、Unicode対応フォント

ネットワーク

Multiuser機能やチュートリアル利用時はインターネット接続が必要

 

公式のシステム要件にCPUの項目は含まれていないため、プロセッサ性能を条件として気にする必要はありません。なお、複雑な構成を扱う場合は「2GB以上のメモリ」を要する場合があると注記されています。

 

 

アカウントを作成する

Packet Tracerは無償で使えますが、制限なく利用するにはCisco Networking Academyのアカウント(無料)が必要です。かつて別サイトとして提供されていたSkills for Allは、現在はCisco Networking Academyに統合されており、入口はnetacad.comに一本化されています。

アカウント作成の流れは次のとおりです。

 

  1. Cisco Networking Academyの公式サイトにアクセスする
  2. サインアップの導線から、氏名・メールアドレス・パスワードなどを登録する
  3. 登録したメールアドレスに届く案内に従って認証を完了する
  4. ログイン後、Packet Tracerの製品ページまたは入門コースからダウンロードページへ進む

 

入門コースとしては「Getting Started with Cisco Packet Tracer」が無償で公開されています。操作に不安がある場合は、このコースから始めると手順を追いやすくなります。

 

インストールする

ダウンロードしたインストーラーを実行し、画面の指示に従って進めます。手順そのものは一般的なアプリケーションと変わりません。

 

  1. 使用しているOSに対応したインストーラーをダウンロードする
  2. インストーラーを起動する。セキュリティの確認が表示された場合は実行を許可する
  3. ライセンス契約の内容を確認し、同意して次へ進む
  4. インストール先を指定する。通常は初期値のままで問題ない
  5. インストールを実行し、完了後にウィザードを閉じる
  6. 初回起動時にファイアウォールの確認が表示された場合はアクセスを許可する

ログインとゲストログイン

インストール後に起動すると、ログイン画面が表示されます。作成済みのCisco Networking Academyのアカウントでサインインすれば、すぐに利用を開始できます。

アカウントを用意せずに試す場合は、ゲストログインも選択できます。ただし公式のヘルプでは、ゲストログインには保存回数の上限があること、ログイン状態が記憶されず起動のたびに操作が必要になることが示されています。継続して学習するのであれば、アカウントを作成しておくほうが手間がかかりません。

Packet Tracerの基本操作とネットワーク構築の流れ

ここからは、実際に簡単なネットワークを組み立てる流れを確認します。操作の順序は、機器の配置、接続、設定、疎通確認、保存という5段階です。

機器を配置する

画面下部の機器一覧から、ルータ、スイッチ、PCなど必要な機器を選び、中央のワークスペースへドラッグ&ドロップで配置します。配置した機器は電源が入った状態になり、そのまま設定を始められます。

Logicalワークスペースでは、物理的な距離や設置場所を考えずに論理構成だけを組めます。一方、Physicalワークスペースでは都市・建物・配線スペースといった階層に機器を配置でき、無線を使う構成では機器間の距離が通信性能に影響します。

機器同士を接続する

接続用のメニューからケーブルの種類を選び、接続したい機器を順にクリックして、使用するインターフェースを指定します。同じ種類の機器同士をつなぐか、異なる種類の機器をつなぐかでケーブルの種類が変わります。

 

接続の組み合わせ

一般的に使うケーブル

PCとスイッチ

ストレートケーブル

スイッチとルータ

ストレートケーブル

スイッチとスイッチ

クロスケーブル

PCとルータ(直結)

クロスケーブル

PCと機器のコンソールポート

コンソールケーブル

 

なお、実機の多くは自動判別(Auto MDI/MDI-X)に対応しているため、現場ではケーブルの種類を意識しない場面もあります。ただし学習段階では、ケーブルの種類を意識して接続することで、機器の役割と結線の関係を整理しやすくなります。

動作モードを切り替える

Packet Tracerには、実時間に近い動きで通信を行うRealtimeモードと、時間を止めてパケットの流れを追うSimulationモードがあります。構築と設定はRealtimeモードで行い、通信の中身を確認したいときにSimulationモードへ切り替えるのが基本的な使い方です。

Simulationモードでは、イベントリストにパケットの移動が一件ずつ記録され、選択したパケットの中身を層ごとに確認できます。プロトコルによる絞り込みもできるため、確認したい通信だけを追跡できます。

 

 

ルータ・スイッチの基本設定

代表的な機器の設定手順を確認します。ここで扱うコマンドは、実機でもそのまま使われる基本的なものです。

ルータの基本設定

ルータをクリックして設定画面を開き、CLIタブを選びます。初回起動時に設定ダイアログの利用を尋ねられた場合は、通常は利用しない選択をして進めます。

CLIには階層があり、順に上位のモードへ移動しながら設定します。

 

モード

プロンプト表示

移動に使うコマンド

ユーザEXECモード

Router>

起動直後の状態

特権EXECモード

Router#

enable

グローバルコンフィグレーションモード

Router(config)#

configure terminal

インターフェースコンフィグレーションモード

Router(config-if)#

interface 名称

 

ホスト名とインターフェースのIPアドレスは、次のように設定します。

 

目的

コマンド例

ホスト名の設定

hostname RouterA

インターフェースの選択

interface GigabitEthernet0/0

IPアドレスの設定

ip address 192.168.1.254 255.255.255.0

インターフェースの有効化

no shutdown

設定状態の確認

show ip interface brief

設定の保存

copy running-config startup-config

 

初期状態のインターフェースは無効になっているため、no shutdownを入力しないと設定したIPアドレスは有効になりません。疎通しないときに最初に確認したい項目です。

スイッチの基本設定とVLAN

スイッチもCLIから設定しますが、中心になるのはVLANとポートの設定です。VLAN(Virtual LAN:仮想的なLAN)は、1台のスイッチを論理的に複数のネットワークへ分割する機能を指します。

 

目的

コマンド例

ホスト名の設定

hostname SwitchA

VLANの作成

vlan 10

ポートの選択

interface FastEthernet0/1

アクセスポートに設定

switchport mode access

VLANの割り当て

switchport access vlan 10

VLAN設定の確認

show vlan brief

設定の保存

copy running-config startup-config

PCのIPアドレス設定と疎通確認

PCはGUIで設定します。アイコンをクリックして「Desktop」タブを開き、「IP Configuration」からIPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイを入力します。デフォルトゲートウェイには、通常そのPCが接続するルータのインターフェースIPアドレスを指定します。

設定が終わったら、PCの「Command Prompt」からpingコマンドで疎通を確認します。応答が返れば、ここまでの設定が正しく反映されていることになります。作成した構成はファイルとして保存でき、後から再編集や応用課題に活用できます。

Packet Tracerでの演習例

Packet Tracerでの演習例

基本操作に慣れたら、テーマを決めて演習を重ねると理解が定着します。代表的な演習を、学習の順序に沿って紹介します。

VLANとVLAN間ルーティング

スイッチに複数のVLAN(例:VLAN10とVLAN20)を作成し、それぞれにPCを割り当てます。まずVLANをまたいだ通信ができないことを確認し、その後ルータまたはL3スイッチでVLAN間ルーティングを設定して通信を有効にします。

VLANを分けただけでは相互に通信できないという前提を実際に確認しておくと、設計時にルーティングの必要性を判断しやすくなります。

スタティックルートとダイナミックルーティング

ルータを2台以上用意し、異なるネットワーク同士をスタティックルート(手動で設定する経路)で接続します。続いてOSPFなどのダイナミックルーティングプロトコルを設定し、経路情報が自動的に交換される様子を確認します。

両者を並べて設定すると、ルーティングテーブルがどう変化するかを比較でき、それぞれの適用場面を判断しやすくなります。

冗長化とリンクの束ね方

ルータ2台でHSRP(Hot Standby Router Protocol)を設定し、仮想IPアドレスを用いた冗長構成を作ります。片方のルータを停止させ、もう一方が処理を引き継ぐ動作を確認します。

スイッチ間で複数の物理ポートを1本の論理リンクとしてまとめるEtherChannelも、演習に向いたテーマです。帯域の増加と冗長性の向上という2つの効果を、設定と確認コマンドを通じて把握できます。

無線LANとトラブルシューティング

無線アクセスポイントと複数のPCを配置し、SSIDや暗号化の設定を行って接続を確認します。Physicalワークスペースを使えば、機器間の距離が通信に与える影響も確かめられます。

仕上げとして、意図的に設定ミスを作り込む演習が有効です。IPアドレスの誤り、VLANの割り当て漏れ、インターフェースの無効化、ケーブルの接続間違いなどを再現し、showコマンドとpingで原因を特定します。

トラブルシューティングの進め方

障害の切り分けは、感覚ではなく手順で進めると再現性が高まります。Packet Tracerは、この手順を安全に練習できる環境です。

レイヤごとに切り分ける

OSI参照モデルの層ごとにチェックポイントを設け、下位層から順に確認していくのが基本です。

 

層

主な確認対象

物理層

ケーブルの接続先、インターフェースの有効/無効

データリンク層

VLANの割り当て、トランクの設定、ネイティブVLANの一致

ネットワーク層

IPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイ、経路情報

その他

ACLによる遮断、名前解決の設定

 

下位層から順に確認していくと、上位層の設定を疑う前に物理的な原因を除外でき、切り分けにかかる時間を短縮できます。

よく使う確認コマンド

 

コマンド

確認できる内容

show ip interface brief

各インターフェースのIPアドレスと状態

show vlan brief

VLANの一覧と、割り当てられたポート

show interfaces trunk

トランクポートの設定と許可VLAN

show ip route

ルーティングテーブルの内容

show running-config

現在の設定内容全体

ping/traceroute

疎通の可否と経路

 

原因を特定して修正したら、再度pingで確認します。あわせて、どのような問題をどう解決したかを記録に残しておくと、同種の障害に当たったときの対応が早くなります。

資格試験対策としてのPacket Tracer

資格試験対策としてのPacket Tracer

Packet Tracerは資格学習でも使われています。関連する試験の現状を、公式情報と公的統計から確認します。

CCNA(200-301)の概要

CCNAは、シスコが実施するネットワーク分野の認定資格です。2026年9月時点の現行版は200-301 CCNA v1.1(※2027年2月にv2.0へ改訂予定)で、試験時間は120分、受験料はUS$300、日本語での受験に対応しています。認定の有効期間は3年で、更新には継続教育の単位取得または再受験が必要です。

出題範囲の配点は次のとおり公開されています。

 

出題分野

配点

Network Fundamentals

20%

Network Access

20%

IP Connectivity

25%

IP Services

10%

Security Fundamentals

15%

Automation and Programmability

10%

 

なお、Packet TracerがCCNAの出題範囲をどの程度カバーするかについて、シスコが割合を示した公式の記載は確認できません。公式の表現は「CCNAレベルの複雑さ」の学習環境、そして「CCNAカリキュラムを補完するツール」というものです。カバー率を示す数値を前提に学習計画を立てるのは避け、出題範囲そのものを基準に進めるのが確実です。

 

 

国家試験との組み合わせ

国内の資格では、IPAが実施するネットワークスペシャリスト試験があります。令和7年度秋期の実施結果は、応募者17,297人、受験者11,948人、合格者2,126人、合格率は17.8%でした。実務寄りの設計・運用能力が問われる試験で、Packet Tracerで手を動かした経験は、設問の前提を理解するうえで役立ちます。

なお、令和8年度からは応用情報技術者試験・高度試験・情報処理安全確保支援士試験がCBT方式へ移行し、「午前試験」は「科目A試験」、「午後試験」は「科目B試験」へ名称が変わる予定です。出題形式、出題数、試験時間に変更はないとされています。ネットワークスペシャリスト試験は前期区分で、2026年10月〜11月頃の実施が予定されています。

 

出典:令和7年度春期情報処理技術者試験(応用情報技術者試験、高度試験)及び情報処理安全確保支援士試験の合格発表について | 新着情報 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

 

資格が職業情報にどう位置づけられているか

厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)では、「運用・管理(IT)」という職業の必要な資格としてCCNAが挙げられています。同ページによると、この職業の就業者数は207,400人(令和2年国勢調査を加工)、有効求人倍率は2.2(令和7年度ハローワーク求人統計データ)です。

これらの数値は、国勢調査やハローワークの求人統計を加工して算出された参考値であり、特定の企業や求人の条件を示すものではありません。実際の待遇は、求人票と労働条件通知書で確認してください。

 

 

まとめ

Packet Tracerは、シスコがCisco Networking Academyを通じて無償で提供しているネットワークシミュレーターです。公式には「CCNAレベルの複雑さのネットワークを設計・設定・トラブルシューティングする学習環境」と位置づけられており、実機の代替ではなくカリキュラムを補完するツールであることが明記されています。

入手にはCisco Networking Academyのアカウントが必要で、かつて別サイトだったSkills for Allは同アカデミーに統合されました。動作環境はWindows 10/11、Ubuntu 22.04 LTS、macOS 12以降で、メモリ4GB、ディスク1.4GBが要件として示されています。

操作の流れは、機器の配置、ケーブル接続、CLIまたはGUIでの設定、pingによる疎通確認、保存という順序です。慣れてきたらVLAN間ルーティング、スタティックルートとダイナミックルーティング、冗長化、無線LAN、トラブルシューティングへとテーマを広げていくと、設計と運用の両面から理解が深まります。

資格学習との相性もよく、CCNAは2026年9月時点で200-301 v1.1が現行版です。国内ではIPAのネットワークスペシャリスト試験があり、令和8年度からCBT方式へ移行します。制約を理解したうえで、実機や検証環境での確認と組み合わせて活用しましょう。

よくある質問(FAQ)

よくある質問(FAQ)

Q1.Packet Tracerは無料で使えますか

A1.無償で利用できます。ただし制限なく使うには、Cisco Networking Academyのアカウント(無料)でのログインが必要です。アカウントを作らずに試せるゲストログインも用意されていますが、公式ヘルプによると保存回数に上限があり、ログイン状態が記憶されないため起動のたびに操作が必要です。継続的に学習するのであれば、アカウントを作成しておくほうが手間がかかりません。

Q2.Skills for AllとCisco Networking Academyのどちらから入手すればよいですか

A2.Cisco Networking Academy(netacad.com)です。以前は別サイトとして提供されていたSkills for Allは、現在Cisco Networking Academyへ統合されており、skillsforall.comにアクセスするとnetacad.comへ転送されます。古い解説記事ではSkills for Allからの入手を案内している場合がありますが、2026年時点の入口はnetacad.comに一本化されています。

Q3.Packet Tracerの動作環境を教えてください

A3.公式が示す要件は、OSがWindows 10(64bit)、Windows 11(64bit)、Ubuntu 22.04 LTS(64bit)、macOS 12以降、空きメモリ4GB、空きディスク容量1.4GB、画面解像度1920×1080です。あわせて最新のビデオドライバとOSアップデート、日本語などを表示する場合はUnicode対応フォントが必要とされています。CPUに関する項目は公式要件に含まれていません。複雑な構成では追加のメモリが必要になる場合があると注記されています。

 

 

Q4.Packet Tracerは実機の代わりになりますか

A4.代わりにはなりません。シスコの公式FAQは「Packet Tracer is a tool to supplement the CCNA curriculum.(CCNAカリキュラムを補完するツールである)」と明記し、動作しているのは実IOSイメージを参照して作られた簡略化モデルであること、対応しているのは実機機能の一部にとどまることを示しています。同FAQは結果を常に実機と比較すべきとも述べており、学習の入口として使い、可能な範囲で実機や検証環境での確認を併用するのが確実です。

 

 

Q5.pingが通らないときは何から確認すればよいですか

A5.下位層から順に切り分けます。まずケーブルの接続先と、インターフェースが有効になっているかを確認します。ルータやスイッチのインターフェースは初期状態で無効のため、no shutdownの入力漏れが原因になりがちです。次にVLANの割り当てとトランクの設定、続いてIPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイを確認します。それでも解決しない場合は、ルーティングテーブルとACLによる遮断の有無を確認してください。

Q6.CCNAの試験内容と受験料を教えてください

A6.2026年9月時点の現行版は200-301 CCNA v1.1(※2027年2月にv2.0へ改訂予定)で、試験時間は120分、受験料はUS$300です。日本語での受験に対応しており、認定の有効期間は3年、更新には継続教育の単位取得または再受験が必要です。出題範囲はNetwork Fundamentals 20%、Network Access 20%、IP Connectivity 25%、IP Services 10%、Security Fundamentals 15%、Automation and Programmability 10%という配点で公開されています。問題数や日本円での受験料は公式ページに記載がないため、申込時にご確認ください。

株式会社DYM 人事部長 熊谷直紀

監修者

株式会社DYM 人事部長 熊谷直紀

横浜国立大学理工学部卒。
株式会社DYMに新卒一期生として2011年に入社し、WEBプロモーションなどのデジタルマーケティング領域で業務に従事し、その後新規事業立ち上げを経験。
2015年よりDYMの人事部へ異動し人事領域を統括、毎年多くの就活生や求職者との面接・面談を実施。
内定チャンネルなどの採用関連メディアへの出演や記事監修を通して人事・人材関連の情報を発信中。

コラム一覧に戻る
ご質問等、お気軽にお問い合わせください! ご質問等、お気軽にお問い合わせください! 未経験事務に面談予約する 未経験エンジニアに面談予約する